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Channel: 錬武体術 啓真道
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本当に、姿勢が一番大事なんですね

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● 本当に、姿勢が一番大事なんですね


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今日ご紹介するのは、大東流合気柔術のかたの研勢塾上級第6回目のようすです。

まずは、基本の立ち方のブラッシュアップからです。

立っての練習に続いて、仰向けで尾骨と胸骨の連動を確認していただきました。

「仰向けだと力が抜きやすいので、連動もよくわかりますね」

ここでつかんだ感覚をもとに、基本の立ち方、特に前半だけでも技になる、ということをさまざまな技で実感していただきました。

手刀で相手を座り込ませる、人指し指1本で相手を座り込ませる、胸ぐらをつかんだ相手を座り込ませる、全て基本の立ち方の前半だけで可能ということですね。

「本当に、姿勢が一番大事なんですね」

次に仰向けで站トウ功になり、尾骨と胸骨の連動で手足を動かす感覚を確かめていただきました。

さらに仰向けで腕を站トウ功から剣の構えにして、尾骨と胸骨の連動で剣を振りかぶる、というのもやっていただきました。

「何なんですかこれは(笑)。勝手に上がりましたね」

次は仰向けで上顎骨と恥骨の操作で尾骨と胸骨を連動させる、という練習です。

そのまま仰向けで站トウ功になり、上顎骨と恥骨の操作だけで手足を動かしていただきました。

また引き続き仰向けで站トウ功から剣の構えになり、上顎骨と恥骨の操作で剣を振りかぶる、というのもできるようになっていただきました。

さらに仰向けのまま上顎骨と恥骨で剣を振りかぶり、胸椎の動きで胸郭を動かして剣を振り下ろす、というのもやっていただき、剣の素振りも根幹は基本の立ち方だとご理解いただきました。

これを活かし、站トウ功で立って腕だけ剣の構えにし、上顎骨と恥骨の操作で剣の素振りをする、という練習もやっていただきました。

この感覚を使い、手刀で相手を崩すときも、腕の力を全く使わないまでになり、そのまま押さえ込みもできるようになっていただけました。

応用として、さまざまなやり方でのパンチの捌き、そしてそれをそのまま押さえ込みに持っていく、というのもできるようになっていただけました。

最後には何と正座の状態で、立った相手に片手を両手で持たれ、そこから浮き上がらせて、そのまま床に叩きつける、というのまでおできになりました。

これは体格差、体重差を再現したもので、元々僕のほうが重いのに、さらに不利な条件で大変な技の冴えを発揮されました。

「基本の立ち方が全て、ということですね。お見事です」

いやいや、それは僕の台詞です!本当にお見事でした。


研勢塾では、


合気道、剣道、古流武術、中国武術などの武道・武術を学ばれているかたに、


合気、先(せん)、浮き身、発勁などをマンツーマンでわかりやすく、実際に使えるようにお教えしています。


現在通われている道場などとの相乗効果により、一層深い理解が得られるとご好評いただいています。


また、現在道場などに通われていなくても、武道・武術の真実を正しく学ぶための入り口としても最適です。


研勢塾では、これまで秘伝とか極意とか奥義とか呼ばれて隠されてきたことを、惜しみなくお伝えします。

それが、体の本当に正しい使い方だからです。

秘伝や極意、奥義と呼ばれるものの真相を知りたい人、飛躍的に向上したい人、努力が報われたい人は、研勢塾をぜひ受講してみてください。


研勢塾は初級コース第1回のみ、単発で受講できます。


ご興味のあるかたは、まず受講されることをおすすめします。


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技の意図のなくし方

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アメンバー限定公開記事です。

大腿骨骨頭と骨盤の関係、股関節と胸椎の関係で、勝手に浮き身の端緒が生み出される

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● 大腿骨骨頭と骨盤の関係、股関節と胸椎の関係で、勝手に浮き身の端緒が生み出される


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今回は、バレエをされているかたの研勢塾中級第1回目のようすをお届けします。

今回のテーマは正しい歩き方、ということです。

しかしまずは、基本の立ち方のおさらいからです。

特に前半部分から、綿密に修正させていただきました。

それは、最初の動作が次の動作の、次の動作がそのまた次の動作の成立要因でなければならないからです。

そうでなければ部分によってうまくできるところとできないところが生じてしまいます。

またそうでなければ全体を1つの動作としてまとめることもできないんですね。

次にこれを、仰向けで尾骨を使ってやる、という形で練習していただきました。

仰向けなら、余計な筋肉の緊張なしに体幹の連動を練習できるからです。

またこれにより、体幹の連動で何が阻害要因かもハッキリするんですね。

そしてこのとき意識しなくても、大腿骨骨頭と骨盤の関係、股関節と胸椎の関係で、勝手に浮き身の端緒が生み出されるわけです。

また立って站トウ功をやっていただき、肩甲骨のホームポジションをはじめ前回お伝えした内容も煮詰めていただきました。

さらに余談ですが、ここで腰椎5つそれぞれの、動作に対する役割の違いについてもお話ししました。

そして站トウ功では、特に股関節と肩のつながり、伸長反射について感覚をつかんでいただけたようでした。

こちらのかたもおっしゃっていましたが、体というのはバラバラに分化すると、そこで初めて機能としては1つにつながるんですね。

続いてまた仰向けになり、站トウ功の姿勢で尾骨を使って末端を動かす、というのもやっていただきました。

これにより、腕の動きと浮き身が一挙動にまとめられるとわかるわけです。

さらに仰向けで剣の素振りをやっていただき、これで基本の立ち方の後半までを仰向けで練習していただけたことになります。

このとき剣の素振りがうまくできていれば、股関節~胸椎までの動きが正しくできているということになるんですね。

そしてそれが基本の立ち方そのものであり、正しい歩き方の根幹ということです。

ここで床を蹴らず左右の足を入れ換えず、同じスタンスの幅を保ったまま両足同時に移動する、寄り足を練習していただきました。

しかしこのときも、体幹の動きは仰向けのときと同じなんですね。

また左右の足を入れ換えながら、しかし左右のどちらの足も軸にしない、両足同時に動かす歩き方、歩み足というのも練習していただきました。

これはまず目にすることのない、一見不思議な歩き方ですが、これこそが人間の体を正しく使えた結果の、その実例の1つなんですね。

そしてこのときも、体幹の動きは寄り足と同じなんです。

ここまででも実感していただいてきましたし、こちらのかたも最近痛感されたそうなのですが、やはり部分を煮詰めるのと全体を使う練習の並行は不可欠、ということですね。

さらに上達、進歩のためにはどうしても失敗体験も必要なので、うまくいかないからとあきらめるのは本当にもったいないことなんです。

「ようやく、全部がつながってきた感じがします」

はい、今日も素晴らしい学びをされましたね!これからますますそれが結果として花開いていきますよ。


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百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず

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● 百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

さて今日は、ボクシングのプロライセンスをお持ちのかたの、研勢塾初級第1回目のようすをお届けします。

このかたは年齢を重ねて体力的に不利になってもずっと強くなっていきたい、とのことで常識とは違う道を探されていたそうです。

それで僕のブログを見つけられ、受講されることになりました。

それで、まずは研勢塾でお伝えしている正しい体の使い方を、ボクシングに応用するとどうなるか?を色々体験していただきました。

拳を触れさせたまま、肘をピンと伸ばしたまま相手を吹っ飛ばすゼロ距離パンチ。

パンチをガッチリブロックせず、軽く触れて受けただけで、パンチを逸らせ相手を大きく崩す。

フットワークを使わず、フットワークより速く相手の死角に回り込む。

相手が動く前に意図を察知し、攻撃を封じる先の先。

相手が動いてからでも余裕を持って間に合う、対の先。

相手が攻撃に入ってからでもゆったり動いて間に合う、後の先。

「スゲエ!めっちゃ面白いです!」

「えぇ~っ!確かに、全然急がなくても間に合います!」

さらに普通なら効かないと思われている、手首から先だけを下に振る猫パンチを、重く効かせるやり方もお教えしました。

「ウゥッ!…重いです…(しばらくして)まだ、かなり痛いです(笑)」

また、体幹も回さず、下半身のバネも使わず、筋力では一切がんばらず、拳さえしっかり握らないで軽く腕を伸ばしただけで、奥に深く効かせるやり方もお伝えしました。

「本当だ…何だか凄すぎて笑っちゃいますね」

これが、体力に頼らない、力を使わず、しかしより強く、ということですよ。

もちろんその物理学的根拠、解剖学的根拠、生理学的根拠もキッチリご説明させていただきました。

「嬉しいなぁ~!本当にこういうことってあるんですね!全く違う世界ですね」

そして本当に正しい立ち方すなわち正中線のある姿勢、というのもお伝えし、やっていただきました。

「あぁっ!本当に全然違う!」

さらに、人間が立っているところから動き出すときの、本当に理に適った正しい1歩目についてもお教えしました。

加えて本当に前からの力に押され強い姿勢、すなわち本当に正しく前に進むということ、つまり本当に正しい歩き方の基本も、体験で実感していただきました。

これをボクシングに当てはめ、本当に相手に威力を伝えられる姿勢、当たった反作用で押され負けしない、拳を痛めない姿勢もお伝えしました。

「ブログに書いてあることが、ちょっとわかってきました」

はい、まさに百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず、ということですよね。


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毎回、一体どこまで先があるんだ、と思います(笑)

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● 毎回、一体どこまで先があるんだ、と思います(笑)


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今日ご紹介するのは、フルコンタクト空手元全日本王者で、数年にわたり表彰台の常連だったかたの、中級第1回目のようすです。

今回のテーマは居着かない正しい歩き方、武術の歩法である寄り足、歩み足のブラッシュアップです。

まずは、根幹である基本の立ち方からです。

正中線を出す各行程を、1つ1つ丁寧に煮詰めていただきました。

大事なのは、最初にやったことが必ず次の動作の成立要因になっている、ということです。

そうでないと1番目と2番目はできるけど3番目はうまくできない、4番目はうまくできる、みたいなことになってしまいます。

そして全体が必然性を持ってつながるとき、複数の行程が1つの動作、一挙動にしていけるわけです。

そうならないと、一瞬で正中線を出す、などはとてもできません。

そして正中線を出す行程が正しい順序で行われないと、その効果は激減してしまうんですね。

これを仰向けで、尾骨を使ってやるというのも試していただきました。

まず基本の立ち方の前半だけを、余計な力が抜けやすい、入りにくい仰向けで、よりハッキリと感じながらやるわけですね。

このときの肩甲骨の動きで、腕をねじらず突きの拳を返す、ということも練習して、できるようになっていただきました。

「ああ、ああ、つながってきました」

さらに仰向けで站トウ功の姿勢になり、尾骨の操作で手首から先が勝手に弾け飛ぶ、というのも確認していただきました。

これを立って同じようにやっていただき、そのとき僕がこのかたの両手首をつかんでいると、簡単に吹っ飛ばされてしまいます。

これはいくら腕力でがんばってもできないことで、これを応用すると接触さえしてしまえば、簡単に相手を吹っ飛ばせるということになります。

またこれを使って、相手に触れた瞬間真下に崩す、ということもできるのですが、そちらのほうは前回先にお伝えしていました。

「これを使って相手を真下に崩すと、反射的に相手が伸び上がって居着くので、すかさず蹴るといいように効かせられる、というのがわかったんですよ」

それは、恐ろしい応用に気づかれましたね(^_^;)

さらに仰向けで今度は剣の素振りに挑戦していただき、ご自分でも驚かれるほど力を使わず、しかも猛烈に速く振り上げられるというのを確認していただけました。

これは基本の立ち方の前半部分なんですが、ここに後半部分も足すことで、振り上げたときよりさらに猛烈に速く斬り下ろすことが可能になります。

これが全てがんばらない体幹のうねりによるもので、腕力や体幹の筋力ではない、というのもよりハッキリ実感していただけたと思います

そしてスタンスを変えずに、床を蹴らずに両足でスライドする寄り足、片方の足を軸にしないで両足同時に動かす歩み足も、その原理をさらに明確に感じていただきました。

足で歩かず居着かない、ということの根本原理は、基本の立ち方で体得できるというわけですね。

また体に急ブレーキをかけることで勝手に、自動的に技が出る、しかも凄まじく速く出せる、というのも体得していただけました。

「これなら楽だし、攻撃のテンポが全然違ってきますね」

はい、それが一調子ということですね。

「毎回、一体(講座内容に)どこまで先があるんだ、と思います(笑)」

ありがとうございます!ずっとそう思っていただけるよう、これからも精進いたします。


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研勢塾的五輪書解説6 尻を出さない

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● 研勢塾的五輪書解説6 尻を出さない


こんにちは。川村義之です。


さて、今回も日本で一番有名な剣豪、宮本武蔵の著書『五輪書』の内容について解説していきましょう。

宮本武蔵の著書『五輪書』水の巻に姿勢上の注意として、「尻をいださず」という記述があります。

現代的な表現だと、「お尻を出さない」という言葉になるでしょう。

これはもちろん、武道を中心に現代でもたくさんの人によってこういう意味だ、と解釈されています。

そのとき多くの場合、この「尻をいださず」は尾骨を前に出すようにして、骨盤を後ろに倒し腰椎を丸める、とされています。

しかし『五輪書』の解説、ひいては本当に正しい体の使い方という観点からすると、それではダメなんですね。

確かに自画像を見ると、武蔵は丸まった姿勢をしています。

ですが、これは武蔵がいつでも正中線を出せるレベルにあるからです。

試しに、よく言われるような骨盤を後ろに倒して腰椎を丸めた姿勢で、相撲をとってみてください。

簡単に負けてしまいますよね。

腰椎を丸めて尾骨に前に、というのは要するに「負け犬」の姿勢です。

武蔵の言う尻を出さない、というのはお尻全体を後ろに突き出して上体を前傾させた、今で言う格闘技のフォームのような姿勢はダメだ、という意味です。

基本姿勢がこれでは正中線は使えず、相手にぶつかる力、つながらない力しか使えなくなります。

すなわちこちらからやったことがいちいち相手の表面に衝突し、その都度反作用が跳ね返ってくる体の使い方しかできない、ということです。

また、宮本武蔵の身体操作をするためには股関節がゆるんでいることが必須ですが、それをやろうとしたとき、つい腰椎を反らせてしまうケースも少なくありません。

武蔵は、これも戒めているわけです。

股関節をゆるめるためには、股関節Vラインが後ろに引かれていることが必要です。

しかしこのとき、股関節Vラインの意識があいまいだと、骨盤まわり全体を後ろに引いてしまいがちになります。

これが、武蔵がダメだと言っている「尻をいださず」なんですね。

実際には、正中線がMAXで出た状態では、常識的な考えからはややへっぴり腰、出っ尻になるんです。

ここで、お尻全体ではなくあくまでも股関節Vラインだけを引くようでなくてはならない、というのが武蔵の真意です。

ただこれも、質的に武蔵と同じ種類の体の使い方ができる人でないと、想像すらすることができません。

それは正中線で動く身体操作、浮き身の身体操作、ムチミの身体操作のことです。

「尻をいださず」だから骨盤を後ろに倒して丸まっちゃえばいいんだ、というのは常識的な体の使い方しかできない場合の発想なんですね。


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ムチミの歩き方

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● ムチミの歩き方


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今日ご紹介する講座のようすは、体育教師をされているかたの、中級第1回目です。

まず最初にやっていただいたのは、股関節Vラインの”行って、戻る“を使った歩き方、つまりムチミの歩き方です。

これは脚力に頼らない歩き方で、これはそのままジャブのスピードで勝手に飛び出す蹴りと同じ原理を使っています。

ですからこれができると、普段歩いているときが、全て蹴りの練習をしているのと変わらなくなるわけですね。

これは、研勢塾の基本の立ち方の体幹の動きを、そのまま歩き方に応用しているものです。

それで、その基本の立ち方をより丁寧に練習していただくため、仰向けで尾骨を使って同じ姿勢変化を起こす、というのもやっていただきました。

これは基本の立ち方の前半部分であり、胸椎、骨盤、大腿骨骨頭の関係で、そのまま浮き身の端緒ともなるものです。

この感覚を活かし、今度は立って両足同時に方向転換する、というのに応用していただきました。

「立っても歩いても座っていても練習になり、今度は寝ていてもですか(笑)!」

さらにそれを剣術に展開しいわゆる前後斬りや、振り向きざまに胴を斬る、四方八方に一挙動で向きを変えて斬る、なども練習していただきました。

また人指し指1本を使った崩し技で基本の立ち方ができているかどうか検証する、という方法もお伝えしました。

ここから站トウ功の姿勢になっていただき、これを使って抜刀する、というのもやっていただきました。

次にこれを宮本武蔵の身体操作の解読に使い、実際にやって日本一有名な剣豪の技がどのようなものか?をご理解いただきました。

続いて空手形のナイハンチにある横歩きをおさらいしていただき、これが武術の歩き方である歩み足になる、と確認していただきました。

ここでまた仰向けになっていただき、正中線の意識だけで剣の素振りをする、というのもやっていただきました。

「この速さは筋力では無理ですね!しかも非常に楽です!」

次は浮き身の代表例である寄り足を練習していただき、この感覚を用いて歩み足も、よりその本質をご理解いただけたと思います。

これらは元々、競技用のものではない、武術としての本来の形稽古のやり方から生まれたものです。

つまりそれは武術の根幹が、体を設計通りに使うことだ、ということなんですね。

そこに、閉塞した現代の身体観を覆す、本当の正しさというものがあるんです。

「形(かた)の本当の凄さは、誰も知らずにやっていますね」

「ありがとうございました!短い3時間でした!」

こちらこそ、ありがとうございます!真摯に取り組まれていることが、いつか社会に還元されていくのを期待しています。


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テニスをしていて、対戦相手に動きがわかりにくい、と言われます

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● テニスをしていて、対戦相手に動きがわかりにくい、と言われます


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

回は、テニスインストラクターのかたの研勢塾中級第1回目のようすをご紹介します。

今回のテーマは居着かない歩き方、寄り足、歩み足ということです。

まずは脚力に頼らず踏ん張らずムチミで歩く、という練習をしていただきました。

これはスタンスを変えずに両足同時に移動する寄り足とも、研勢塾の基本練習法である4つの動作のうち重心先行とも、鞭の動きとも本質的に同じものです。

「テニスをしていて、対戦相手に動きがわかりにくい、と言われます」

「また相手が動く前に何をしたいのかがわかるので、とても不思議がられます」

「指導がわかりやすいと言われるようになりました」

確かにお話をうかがっていても、もうかなりテニスの動きの中でムチミの体幹使いがわかってきているご様子で、普段の意識がいかに変わられたか?がわかりました。

次に仰向けで尾骨を操作し、連動によって勝手に手足が動く、というのを確認していただきました。

このとき脚が引き上がってきても太ももに力が入らないので、大変驚かれていました。

「あっ本当や!凄い凄い凄い!」

同時に勝手に胸が上がり、それにより勝手に手が跳ね上がる、というのも実感していただけました。

「ムチミの突きのときの”肩の行って、戻る“ですね!」

よくわかりましたね!その通りですよ。

ここからは前回お伝えした站トウ功をブラッシュアップし、達人系の身体操作が自動化できる、というのも確認していただきました。

また仰向けで站トウ功の姿勢になり、尾骨の操作で手首を飛ばす、ということも練習してできるようになっていただきました。

この同じ動作を立ってやると、こちらが両手首をつかんでいても、簡単に後ろに飛ばされてしまいます。

これは腕力では無理なことで、また末端から動いたのでもできないことです。

そこから今度は仰向けで剣の素振りをやっていただき、このときの体幹の動きが基本の立ち方の後半部分だ、とご理解いただけました。

これがわかると、立った状態での人指し指1本でやる崩しも簡単にできるようになり、仰向けに寝た状態からでも立っている人を人指し指1本で崩せるようになります。

ここにその場でジャンプも膝の抜きも使わずに垂直落下する、というのもやっていただきました。

これが武術に本来存在した、体重を瞬間的に倍以上にする、という技術です。

これにより、テニスであっても筋力でがんばったり、筋トレで筋力を増したりしなくても、スイングをけた外れに速くしたり、打撃をけた外れに重くしたりできます。

「全然違いますね!」

「想像していたのと違いました!ああ~、こうだったんだ…」

こうおっしゃいますが、今回の講座ではこのかたが日頃かなり練習していることがうかがえました。

それは普段の姿勢から明らかに違っていることからもわかり、24時間が練習、という意識を強く持っていただいているのが確認できました。

また今回、その中でもまだ誤っていたところがハッキリしたおかげで、今後の練習課題もさらに明確に絞れたと思います。

「段々、つながってきた感じがします」

はい、それがもっとつながると、これから本当に別人になりますよ!楽しみでワクワクしますよね。


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ゴールデンウィークだから受講してみませんか?

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● ゴールデンウィークだから受講してみませんか?


こんにちは、川村義之です。


いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。


ゴールデンウィークが始まりましたね。


他の人が遊んでいるこの機会に、グッと差をつけてみませんか?

研勢塾は、武道・武術の個別指導塾です。

達人技のメカニズムを明らかにし、具体的な練習法をお教えします。

武道歴何十年の有段者のかたがたにも、大変ご好評いただいています。


今通われている道場と併行して学ばれても、まったく問題はありません。


所属道場以外のところに通うことを知られたくない場合、秘密は絶対厳守いたしますのでどうぞご安心ください。

柔道受講された皆さんの声


「1つ1つ根拠を明らかにしてもらえるのでわかりやすい(I様)」


「武道そのものについての理解がどんどん深まる(S様)」


「色々な達人の先生がたの動きの仕組みを教えてもらえる(A様)」


「体に無理をかけなくなるので、コンディションがよくなってきた(T様)」


「先生(川村)が常に進化し続けているので、毎回新しいことを教えてもらえる(N様)」


「開祖の真意がようやくわかった(S様)」


「脱力の技、力に頼らない技というのが具体的にわかってきた(M様)」


「画期的というより革命。次元が違う(N様)」


「肩の力が抜けて、肩の位置が下がってきた(Y様)」


「プチ達人くらいを目指すつもりが、本気で達人を目指そうという気になった(I様)」


「道場で学ぶのとの相乗効果で仲間に“1つ上の次元に行ったね”と言われた(T様)」



研勢塾では、


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ゴールデンウィークも休まず開講していますので、このチャンスにぜひ始めてみましょう!


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何てこった(笑)…こんなに違うとは…

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● 何てこった(笑)…こんなに違うとは…


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

さて今日は、居合道、空手道をされているかたの中級第2回目のようすをお届けします。

テーマは末端から動かない、ということですが、その根幹は基本の立ち方なんですね。

それで最初は、站トウ功の煮詰めをしていただきました。

これを崩し技に使ってみると、站トウ功本来の目的であり構えというもの本来の目的である達人技の自動化、ということができているか検証できます。

さらにこれを抜刀、素振りに応用していただき、姿勢の要点が守られていれば、どんな技でも自動化できる、と確認していただけました。

「本当に、自動的ですね(笑)」

またこれを浮き身を併用した方向転換に応用していただいたあと、站トウ功の有効な用法である“大木練習”をお伝えしました。

これはイメージで末端に負荷をかけるというもので、これにより体を動かす正しい順番というものが自然に身につきます。

次にムチミの歩きを練習していただき、全て大切なポイントは末端から動かないということだ、とご理解いただきました。

これができると日常がさらに稽古になるわけで、歩いているだけで技のレベル、精度がどんどん向上するんですね。

「いやー凄いっス…」

「何てこった(笑)…こんなに違うとは…」

ここからは仰向けで尾骨を操作し体幹の連動を確認していただき、これで基本の立ち方の前半部分を、より力まずに練習できる、と実感していただけました。

これは人指し指1本の崩し、押さえられながらの剣の素振り、前から右腕を押されながらの抜刀で、抵抗をものともしないか?で検証できます。

ここでこちらのかたから腕相撲に応用できないか?とご質問があり、ちょっとやり方を変えると応用できて、相手を腰から倒せる、と実際にやって確認していただけました。

続いて両足同時に移動する寄り足を練習していただいたあと、正座から前に出ないでその場で立て膝になりながら抜刀、立て膝になりながら抜刀しつつ大きく前進、立て膝になりながら抜刀しつつ真後ろを向く、と連続してやっていただきました。

これらは居着きの要素を極力排し、持続的に浮き身にならなければできないことです。

ここまでで武術の3要素、すなわち武術の定義である即時即応性・全方位性・実効性があるかどうか?が検証できるわけですね。

また空手についてもご質問いただいたので、横蹴りのやり方、蹴りのための練習として鉄騎初段(ナイハンチ)の波返しなどもお伝えしました。

ここから仰向け站トウ功、仰向け剣の素振り、を練習していただき、基本の立ち方の後半部分も詳細に、よりクリアに練習していただきました。

この感覚を使うと、ほんのわずかな動きによる発勁で相手を吹っ飛ばすことも可能になりますし、あらゆる技、あらゆる動きがそういう質になる、というわけです

その応用例として、伸ばした突きを横からつかんでもらって、手首から先が振れると腰から崩れる、というのも体験していただきました。

また胸のエクササイズ2種もお伝えし、講座終了となりました。

こちらのかたは大変素直に学んでくださるので、その上達もまた大変なものです。

ご指導させていただいていて、やっぱり素直に勝るものはないなあ、と改めて教えていただけました。


研勢塾では、


合気道、剣道、古流武術、中国武術などの武道・武術を学ばれているかたに、


合気、先(せん)、浮き身、発勁などをマンツーマンでわかりやすく、実際に使えるようにお教えしています。


現在通われている道場などとの相乗効果により、一層深い理解が得られるとご好評いただいています。


また、現在道場などに通われていなくても、武道・武術の真実を正しく学ぶための入り口としても最適です。


研勢塾では、これまで秘伝とか極意とか奥義とか呼ばれて隠されてきたことを、惜しみなくお伝えします。

それが、体の本当に正しい使い方だからです。

秘伝や極意、奥義と呼ばれるものの真相を知りたい人、飛躍的に向上したい人、努力が報われたい人は、研勢塾をぜひ受講してみてください。


研勢塾は初級コース第1回のみ、単発で受講できます。


ご興味のあるかたは、まず受講されることをおすすめします。


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もっと違う自分になれることを、以前より現実的にできることとして感じられております

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● もっと違う自分になれることを、以前より現実的にできることとして感じられております


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。


さて今回は、木工作家をされているAさまからいただいた、研勢塾初級第2回目のご感想をお届けします。


Aさまは日々木材と向き合われ、その中で人の体に本当に合った家具のあり方、さらにはそれを製作するうえでの本当に正しい体の使い方、というものにご興味を抱かれました。


そして今回2回目のご受講となりましたが、そこでAさまがどんな印象を持たれたのか?をぜひお読みください。



『川村先生、先日はありがとうございました。


すぐに感想をお送りするつもりでしたが、気がつくと一週間もたってしまっていました。

第一回の講座のあと、ひたすら姿勢、特に頭の位置に気をつけて生活をしていました。

そして少しずつ、からだに変化が現れることを感じつつありました。


しかし、今回の講座を受けてからの一週間でそのときよりも大きく変化したことを感じています。

具体的には、胸椎が動いていることを自覚できるようになったこと、


作業の最中にも、姿勢を正そうとすることができるようになってきたこと(以前は作業中は、ほとんど姿勢のことまでは意識できませんでした)、


以前からの悩みの肩や首の痛み方に変化が出てきたこと(まだ完全に取れたわけではありませんが、ずいぶん変わりました)、


みぞおちの辺りが暖かくなり、内蔵の動きが活発になってきたこと(胸のエクササイズをすると特にそうなります)などです。


今回の講座の内容をしっかり行えば、その先のムチミや浮き身もきっとできるようになるだろうと次回がとても楽しみになってきました。


そして、もっと違う自分になれることを、以前より現実的にできることとして感じられております。


これからもどうぞよろしくお願いします』


ありがとうございます!


早くも多くの変化を実感されているようで、僕も嬉しいです。

達人的な身体操作は、何も武術だけのものではありません。

左甚五郎やミケランジェロなど、その作品の完成度と製作期間とを考えると、達人としか言いようがない芸術家は間違いなく存在します。


体を使って何かする、ということにジャンル、カテゴリーの違いは関係ないんですね。

そして体の使い方が正しくなればジャンル、カテゴリーに無関係にその結果としてのパフォーマンスは必ず向上するんです。


Aさま、これからもどうぞよろしくお願いいたしますビックリマーク


芸術家として、製作者として、さらなる高みに進まれるお手伝いをさせていただきます。


それがAさまの作品にどのように反映されていくのか?が今から楽しみです。


そして当然体力的負担も減りますから、ますます製作のペースも上がっていいことずくめですね!!


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あっという間の3時間でした

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● あっという間の3時間でした


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。


今日は、合気道とシステマのご経験のあるBさまの、研勢塾中級第2回目のご感想をお届けします。


Bさまは本当に向上心のあるかたで、しかも行動が早いです。


そのため上達のペースも早いのですが、当然ご自分のまだできていないところにも早く気づかれます。


普通はここでがっかりして、モチベーションが下がったりしてしまいますが、Bさまはそうではありません。


それは、真にご自分を刷新し、本物として果てしなく上を目指す、という覚悟がおありだからだと思うんです。


それでは、そんなBさまのご感想をお読みください。


 

『川村先生。


あっという間の3時間でした。


ヤケにならず焦らず、正確に丁寧に出来ていないところが今回最大の反省点です。


結果を待てないのは、考え方の問題もあると思います。


無意識に踏ん張ってしまいますし、安定を手放すところに徹しきれない自分の甘さも痛感させられました。


あと、コンディショニングが完全じゃないですね。


股関節・腹部にこれ程の力みがあるとは思ってなかったです。


早速教わった練習をしてみます。


ちょっとですが勝手に自動的に動くができたのは、大きな収穫です。


あとは何回も繰り返して、当たり前にできるようにするだけです。


今日のテーマ、末端を使わないことは、あまり習得ができませんでしたが、あまりできるできないを気にせず練習を最大限取り組んでいこうと思います。


また、次回の受講楽しみにしています』



ありがとうございます!


そうですね、習ってすぐの時点でのできる・できないは気になさっても意味がありません。


習得や上達の邪魔をしているのは自分自身の癖、体を使うときの無意識の習慣なので、これはすぐには改善できないことも珍しくありません。


そのためには、やはり地道な数稽古しかないんですね。


Bさま、これからもどうぞよろしくお願いいたしますビックリマーク


数稽古のとき遅々として先に進まないことにイライラして、ヤケを起こしてムキになってがんばってしまうと、何にもなりません。


そういうときにこそ雑にならずに丁寧に続けられるか?が本当の修得や上達のカギなんですね。


今後もそのための助けとなれるよう、誠心誠意ご指導させていただきます!!




研勢塾では、


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1人膝カックンを教えなくなったわけ

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● 1人膝カックンを教えなくなったわけ


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

長くこのブログを読んでくださっているかたが研勢塾を受講されると、1人膝カックンについて質問されることがあります。

また最近読み始められたかたでも、過去にさかのぼって読んでくださっている場合は、やはり同じ質問をされることが少なくないです。

誰かに膝カックンをされたように1人で動く、というのが具体的にはどうやるのが正しいのか?

1人膝カックンをすると肩が跳ね上がるというが、それはどんな感じでどのくらいなのか?

そう疑問に思われるかたが結構いらっしゃる、ということでしょう。

ですが、当の僕自身はもうここ2年以上、1人膝カックンについてはお教えしていないんですね。

もちろん、ブログをお読みの人のうち武道をされているかたなら、ああこれは膝の抜きの練習法なんだな、と思われているでしょう。

そして、それで肩が跳ね上がるというのがどういうものか、疑問に思われるわけですよね。

僕も、膝の抜きから体幹を動かし、肩まわりの筋力を使わず肩を動かす、ということのためにこれをお伝えしていました。

でも、もうそれもやめたんです。

なぜなら、世の中ではあまりに膝の抜きについて正しく理解されていない、膝の抜きか過信されている、と思ったからです。

膝の抜きが大事、とはちょっと気の利いた道場なら教えていることでしょう。

しかし膝関節の角度固定力を抜く、というのは実はそれほど重要なことではありません。

膝以外の、体の他の部分に比べれば、ですが。

また1人膝カックンで肩が跳ね上がるというのを、意図的に、やろうやろうとしてやる人もあまりにも多すぎる、と思いました。

膝の抜きより先に、できるようにならなければならないことがたくさんある。

肩が跳ね上がることに限らず、やろうやろうとしてやってできても意味がない。

以上の2つの理由で、研勢塾では今は、1人膝カックンは封印状態です。

そして、正しい体の使い方を体得するのに、どうしても1人膝カックンをしなければならない、ということもなかったんですね。

ですからこのブログの記事をくまなく読まれているかたには申し訳ありませんが、今も過去に書いた内容を全て教えているか?といったらそうではないんです。

それは僕自身が前に前にと進んでいるからで、よりよいものがあればそれを採用し、もういいな、というものはどんどん手放しているからなんですね。

そういうわけでこれから受講されるかたは、1人膝カックンについて質問してくださってもいいのですが、もうそれは重要なことではなくなりましたよ、ということなんです。


研勢塾では、


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居着かない運足とは足でやるのではなく体捌き、体幹の連動でやるもの

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● 居着かない運足とは足でやるのではなく体捌き、体幹の連動でやるもの


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今日ご紹介するのは、総合格闘技をされているかたの、研勢塾中級第1回目のようすです。

今回のテーマは居着かない、ということですから普通に考えたら運足をやることになるはずですが、ちょっと趣向を変えてみました。

居着かない運足とは足でやるのではなく体捌き、体幹の連動でやるものだからです。

それで、まずは胸のエクササイズ2種からやっていただきました。

これを丁寧におさらいすることで、胸を狙った方向に、狙ったぶんだけ動かす感覚が磨かれます。

次はアイソレーションで、ここでも胸や、骨盤まわりを狙った方向に狙ったぶんだけ動かす感覚が養われます。

これにより、腕力では無理な崩し技も、練習の末感覚がつかめてきたようでした。

これらは基本の立ち方の精度を上げる準備でもあり、ここから丁寧に立ち方をおさらいして、正中線で相手を崩す、という感覚を詳しく感じていただきました。

基本の立ち方がうまくできると、手のひらに人指し指1本を立てただけ、あるいは人指し指の先端同士を触れ合わせただけで、相手を崩し膝をつかせることができます。

基本の立ち方のとき、こちらの姿勢変化と相手の崩れていくポイントが呼応している、ということをよりハッキリさせていただけたはずです。

次にムチミを用いた脚力に頼らない歩き、というのも練習していただき、これがそのまま脱力の蹴りになる、というのも実感していただけました。

まだ普通の蹴り方の癖があるようですが、さらに研ぎ澄ましていくとほとんどジャブのスピードで蹴れるようになります。

続いて、基本の立ち方を応用して、触れた瞬間相手に入る、というのも練習していただきました。

これができると、パワー差や体重差があっても、それが使われる前に相手を崩し、行動不能にすることができます。

ここからは站トウ功のおさらいで、姿勢が正しければ抵抗をかけられても、がんばることなく相手を自動的に崩すことができます。

逆に言えば、勝手に崩し技がかかることで、姿勢が正しいかどうかがチェックできるわけですね。

ここから、仰向けで尾骨を使って体幹を動かす、さらに仰向けで尾骨を使って手足を動かす、ということをやっていただきました。

仰向けなら、立っているときより体幹の力が抜けて、連動がよりわかりやすくなります。

今度は仰向けで站トウ功の体勢になり、同様に尾骨を使って手足を動かす、というのをやっていただきました。

それに続いて、立って站トウ功の体勢になり同じように動くだけで、手首をつかんだ相手を吹っ飛ばす、というのも練習していただきました。

さらに再び仰向けで、尾骨を使って剣の振りかぶりをする、というのもやっていただき、全く腕力を使わずに大上段に振りかぶれる、というのを確認していただきました。

続いてまた仰向けになっていただき、上顎骨と恥骨を使ってより強く手足を動かす、というのを練習していただきました。

これが正中線で動く、ということの端緒です。

ここからはまた仰向けで站トウ功の体勢になっていただき、上顎骨と恥骨を使って手足を動かす、仰向けで上顎骨と恥骨を使って剣の振りかぶりをする、というのを練習していただきました。

「何だこれ…凄い!」

はい、正中線で動くことができてくると、より力は要らなくなり、より鋭く強く動けるようになりますね。

引き続き仰向けになっていただき、今度は胸郭の操作で剣の斬り下ろしをする、というのを練習していただきました。

次に、立って同じようにして剣の素振りをやる、ということを練習していただいたあと、これを崩しに応用することで、できているかのチェックをするという方法もお伝えしました。

「(瞬時に尻餅をついて)うわっ!…何だこの重さ…?」

はい、自分の体重がそのまま自分を崩す運動エネルギーに変換されたからですね。

最後はちょっと本題を離れ、パンチに対してかすらせる受けで相手の攻撃を逸らせる、廻し蹴りに対して勢いを違う方向に加速する受けを使い、相手の攻撃を逸らせて崩す、なども体験していただきました。

あとは、日常生活、日常動作の中でどれだけこれらを練習できるか?ですね。


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技が効かない一番の理由

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アメンバー限定公開記事です。


研勢塾のコンディショニングは普通のそれとは一味違います

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● 研勢塾のコンディショニングは普通のそれとは一味違います


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今日は、中国武術をされているかたの、研勢塾初級第2回目のようすをご紹介します。

今回のテーマはコンディショニングですが、研勢塾のコンディショニングは普通のそれとは一味違います。

それは、コンディショニングでやる動きの1つ1つが、そのまま達人技の根幹になっている、ということです。

ですからコンディショニングをやればやるほど達人技を可能にするための体の状態が整っていき、同時に技の動き自体もうまくなっていくわけですね。

ですがまずは、基本の立ち方のおさらいからです。

研勢塾で基本の立ち方、というと意味が2つあり、1つは正中線の出た立ち方という意味で、もう1つはその形成過程を意味します。

ですから基本の立ち方が、そのまま正中線で動くということの練習であり、これをうまくしていく、というのが最終目的だったりするんですね。

それで、差し出していただいた手のひらに人指し指1本を立てたところから、基本の立ち方の姿勢変化に応じて崩しがかかるか?で立ち方の成否を検証していただきました。

次は、マッケンジー体操です。

腰痛予防やぎっくり腰の治療に用いられるものですが、胸椎の可動性を回復させるのでお薦めしています。

そして、操体法で体をゆるめてリセットしたり、皮膚へのアプローチで骨格の可動性を上げ、体本来の機能を回復させる、というのもやっていただきました。

続いて研勢塾オリジナルの胸のエクササイズ2種をやっていただき、胸椎を狙った方向に、狙ったぶんだけ動かす、ということを練習していただきました。

ここは人体でも特に関節の多いところですから、腕や指などよりしなやかに動いて欲しいわけです。

またこれが、剣や突き、崩し技の根幹だというのも実際に試して納得していただきました。

そのあとからは、メインのアイソレーションをお伝えしました。

体は例えば自転車のチェーンと同じで、関節ごとに分化して使えるようにならないと、機能としては1つにつながらないんですね。

具体的には体幹を輪切りにしたように分け、上下軸、前後軸、左右軸の三軸で、それぞれの部位を回転させていきます。

これも、1つ1つの回転動作が達人技にどう使われるのか?をその都度実際にやりながら確認していただきました。

このことで、コンディショニングとしてやっていることが、発展させるとどんな動きや技になるのか?を念頭に置いていただけるんですね。

こちらのかたは本当に丁寧に、真剣に取り組んでくださるので、最初ですからまだうまくできなくても、それでも正しい方向性だけはきちんとつかんでいただけたようでした。

それが一番大事なことで、地道に同じ場所を掘り続けないと、井戸から水が湧くことはありませんからね。


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こんなに力を抜くんですか!…みんな、力でやってますよ(笑)

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● こんなに力を抜くんですか!…みんな、力でやってますよ(笑)

こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

今回ご紹介するのは、長年合気道をされてきたかたの、研勢塾初級第4回目のようすです。

こちらのかたは遠くカナダから受講してくださっていて、その求道心の高さには本当に頭が下がるばかりです。

「技以前の体の使い方について教えてくれる先生、というのはなかなかいなくて…私たちも、つい技の練習ばかりになってしまって…」

はい、正しい礼儀作法など理に適った体の使い方は現代では根こそぎ失われていますから、そこを補う練習が必要になってくるんですね。

講座は前回からだいぶ間が空いていますから、まずはコンディショニングを中心に、前回までのおさらいから入りました。

「前に教わったことを思い出して、向こう(=カナダ)でもやってみようと試すんですが、つい技をやろうやろうとしてしまって(笑)」

それで座技呼吸法(合気上げ)などを中心に、相手との接触点で技をやろうとしない、技をかけるためにがんばらない、という感覚を練っていただきました。

「こんなに力を抜くんですか!…みんな、力でやってますよ(笑)」

ここからは胸のエクササイズ2種を、その目的と効果をご説明しながら、じっくり丁寧にやっていただきました。

そしてこれを応用し、胸のごくわずかな揺れを使って相手に入り、その瞬間自由を奪う、という練習もしていただきました。

ついがんばって大きく、力強く動いて技の効果を高めようとしがちですが、そうではなく小さく、弱いほうが効果は高まるんです。

「こんなちょっとの動きで!…これは、感知できませんね。自分ですらわからないくらいです(笑)」

はい、これをさらに研ぎ澄ませていけば、その先に“何もしないのに相手が勝手に崩れる”“ただ力を抜くだけで相手が倒れる”などの段階が訪れるわけです。

続いてアイソレーションをおさらいし、腕力を使わずに胸椎や骨盤まわりの動きで、相手に抵抗させずに、あるいは抵抗をものともせずに崩し、投げるという練習もしていただきました。

手首をつかんだ相手を後方に吹っ飛ばす、手刀を受けた相手を座り込ませる、そのまま押さえ込む、両手で右手をお腹にまで押し込まれていても、やすやすと抜刀する…。

これらのデモンストレーションも、より詳しく具体的に、その成立原理を体感していただけました。

「前回は、ここまで細かいところにまでは気がつかなかったですね」

さらに站トウ功もおさらいし、姿勢が正しくなれば、それだけで技が自動化する、というのを再確認していただきました。

「(笑)。面白いですね!」

次にここからは合気道をはじめ多くの武道に見られる、前屈立ちの立ち方で、“薄氷を踏むが如し”の正しい摺り足を練習していただきました。

ほとんどの場合この立ち方だと、前進するとき前にある膝がどんどん前に出て、前足の拇趾球に荷重が集中してしまいます。

しかしこれだと重心に対しては強力にブレーキをかけることになるので、理の観点からは正しいとは言えません。

前の膝、前の拇趾球に加重しないで脱力によってスッ、スルッと前進できると、入身がスムーズになるばかりか、相手の力とぶつからなくなり、技の成功率が上がります。

また予備動作もなくなるので、動く前の気配も読まれにくくなるんですね。

そしていちいち膝→拇趾球に加重しないので、重心移動がジグザグのドリブルにならず、真っ直ぐになっていくことになります。

これは前から押さえてもらって前進するとその効果がよくわかり、がんばることなく相手を簡単に後退させることができます。

そして講座は研勢塾の基本練習法、“4つの動作”をお伝えすることに。

股関節を使いこなす感覚を養う“股関節から動く”。

足で重心を運ばず、重心で足を運ぶ“重心先行”。

動く前に体重移動せず、自分の質量を運動エネルギー化する“支えを外す”。

股関節の行って、戻る動きで脚力を使わず脚を動かす“鞭の動き”。

どれも普通に武道をやっていたらまずやらない動きですから、ものによってはかなり困惑もされたようでしたが、おおむね概要はつかんでいただけたと思います。

この4つが組み合わさり、同時に1つの動作として使えると、両足のどちらも軸にならない武術の歩法“歩み足”ができることになるわけです。

また合気、空手、剣、中国武術など、あらゆる達人技の根幹も、この4つの動作を練習することで育まれます。

それは、これこそが人間の体を設計通りに使うということだからで、これができることがそのまま正しい体の使い方、となるからです。

最後に、姿勢によって脳幹を解放すると使えるようになる“先の先”、加えて正中線の感覚があるとできる“対の先”、より高度な“後の先”もおさらいしていただき、反射神経を超えた感性の働きを再確認していただきました。

「(“先”の感覚を使うと)ゆったりでも間に合うんですよね!(相手の攻撃が当たる)寸前でも間に合うというか」

はい、反射神経は年齢とともに衰えますから、この感性がないと歳を重ねてさらに強くなる、など不可能ですよね。

「やっぱり、胸の動きをもっと練習しないとダメですね。ここ(胸椎)でもっと反れるようにならないと」

はい、それには数稽古しかないですね。

体はくり返し必要になる動きには、神経を太くして適応しますから、やっていけば必ずできるようになられますよ。

課題もよりハッキリし、終止ニコニコしたまま講座を終えていただけて、本当によかったです。


研勢塾では、


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自分を守る武道で自分がダメージを受けるなら、どこかやり方を見直さなければならない

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● 自分を守る武道で自分がダメージを受けるなら、どこかやり方を見直さなければならない


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

さて今日は、合気道をされているかたの、研勢塾初級第1回目のようすをご紹介します。

こちらのかたはロルフィングなどさまざまなボディワークを通じて、合理的な身体操作を探求されてきたそうです。

「“膝のサポーターを着けたほうがいいよ”と言われるんですが、私は昔の侍ならそんなものは必要なかっただろうと思うんです」

はい、その通りです。

自分を守る武道で自分がダメージを受けるなら、どこかやり方を見直さなければならないんですね。

まずは座技呼吸法を主な題材として、普通やってしまいがちな誤った体の使い方と、正しい体の使い方とでどれだけ技の効果に差が出るか?を体験していただきました。

腕立て伏せ状態で手首を押さえつけられたところからの合気上げ、腕力を使わないで相手をキリモミ回転させて投げる、などは大変驚かれたようでした。

そして技の根幹が、研勢塾でお伝えしている基本の立ち方、すなわち正中線の形成過程だということも実感していただきました。

具体的には、差し出していただいた手のひらに人指し指1本を立てて、あとは体幹の操作だけで膝を着かせる、というのを通して、技をかける側の姿勢変化と、かけられるほうの崩れ方の同調を感じていただいたわけです。

次に、正中線の中の要素を部分的に抜き出して、それぞれだけで技を効かせる、というのも体験していただきました。

まずは胸で、ほんの少しの揺れを使って、相手に運動エネルギーの流れを入れ、その瞬間主導権を握る、というのを実感していただきました。

「え~っ、こんなちょっとでいいんですか?」

はい、大きく、力強くやりたくなるところですが、それをやると逆にせっかくのつながりが切れ、相手とぶつかってしまうんです。

さらに肩甲骨の位置、股関節の使い方などでも、うまくできればそれだけで相手の自由を奪い、勝手に技が効く、というのも確認していただきました。

「手は、こんなに近くでいいんですね」

はい、これが宮本武蔵の言う“愁猴の身”です。

こうでなければ技が自動的にならず、それでは本当の意味での構えとは言えません。

「つい、力が入ってしまいますが…」

はい、体は保守的なので、やり慣れない動きをしようとすると、力んでやめさせようとするんですね。

これをなくすには、くり返し数稽古をやるしかなく、体に慣れてもらわないといけないんです。

もちろん立ち方の完成形、正中線が出た状態もやっていただき、普段の立ち方と比べていかに強く、しかも楽かというのも体験していただきました。

「体の使い方や姿勢って1つの大きなカテゴリーで、色んな人がそれぞれ違うことを言ってるじゃないですか」

はい、僕も長い間それで悩んで色々試しましたが、今は最も体に無理がなく、しかも楽に、より高いパフォーマンスを実現できる方法をお教えしています。

続いて僕が前から手で胸を押し、それを押し返すということを題材に、前に向かっていくときの正しい姿勢と体の使い方、というのを実感していただきました。

これが正しくできると、前から押されていても相手ごと軽々と前進できます。

これにより、歩くときに無駄な体力を使わないで、しかもより強い推進力を得る、ということが感覚でわかります。

次は、立ったところからの最初の動き、1歩目をどうしたらいいか?というのをお伝えしました。

一番楽で、体に負担がなくて、しかもスッと予備動作なく動き出せるやり方が、当然正しいと言えるわけです。

「確かに、楽ですね」

ここからは、正しい姿勢によって可能になる、動き以外のメリットとして“先の先・対の先・後の先”といった、動体視力や反射神経を超えた感性の働きを実感し、できるようになっていただきました。

「ゆっくり動いたつもりだったんですが、攻撃が遅かったわけではないんですよね?」

はい、僕はかなり本気で攻撃しましたが、反射神経では無意識に“急がないと”“がんばらないと”と思い込んでしまうだけで、本当はゆっくりで間に合うんですね。

このとき、勝手に必要最低限のスピードしか使わなくなるので、自分としてはゆっくりに感じるんです。

実際には攻撃の移動距離より、よける動きの移動距離のほうが短いのですが、反射神経に頼るとそれがわかりにくくなるわけです。

「なるほど、反射神経でやることで、かえって余計なことをしているんですね」

はい、おっしゃる通りです!

「こうなると、もう何のスポーツをやっても凄いんじゃないですか?」

ということで、野球のバッティング、ゴルフのスイングもお目にかけました。

「びっくりした~!凄いですね!」

ありがとうございます!

今回だけでも、体の使い方1つで動きや技がまるで違ってしまうこと、正しい体の使い方とはどういうものか?などは実感でおわかりいただけましたね。


研勢塾では、


合気道、剣道、古流武術、中国武術などの武道・武術を学ばれているかたに、


合気、先(せん)、浮き身、発勁などをマンツーマンでわかりやすく、実際に使えるようにお教えしています。


現在通われている道場などとの相乗効果により、一層深い理解が得られるとご好評いただいています。


また、現在道場などに通われていなくても、武道・武術の真実を正しく学ぶための入り口としても最適です。


研勢塾では、これまで秘伝とか極意とか奥義とか呼ばれて隠されてきたことを、惜しみなくお伝えします。

それが、体の本当に正しい使い方だからです。

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研勢塾的五輪書解説7 おとがいを出す

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● 研勢塾的五輪書解説7 おとがいを出す


こんにちは。川村義之です。


さて、今回も日本で一番有名な剣豪、宮本武蔵の著書『五輪書』の内容について解説していきましょう。

『五輪書』水の巻には「少しおとがいを出す心なり」というくだりがあります。

これを普通は、「あごを突き出す」と解釈するようです。

確かに宮本武蔵の自画像では、武蔵は背中を丸めてあごを突き出しています。

では一般的な解釈で、これはどんな意味だとされているのでしょうか?

よく見るのは首の後ろ、板状筋という筋肉の力を抜くことだ、というものです。

しかし武蔵は同じ水の巻の中で、「首は後ろの筋を直に、うなじに力を入て」とも書いているんですね。

あごを突き出すのが首の後ろを脱力することだ、というならこれは矛盾しています。

また、勝負のときはあごを突き出すようにして、相手を見下してかかるのだ、という解釈もあるようです。

これは全くのナンセンスで、そんなことをしたら相手の実力を正確に推し量ることができません。

それに戦国末期から江戸初期の武芸者と命の獲り合いをするのですから、相手も見下されたくらいで動じるわけがないんですね。

こうした誤った解釈は、「おとがい」という語の意味をあいまいに理解してしまうことが理由です。

おとがいとは、あごとそのままイコールではありません。

そうではなく下あごの、そのまた先端のことなんですね。

正しくは、正中線の形成ができないとわかりません。

正中線を形成するには、上あごを後ろに引く必要があるんです。

そして上あごの真後ろは、頸椎一番です。

これを後ろに引いていくと、いずれ関節の可動範囲の限界にきて、これ以上引けないというところで止まります。

しかしそれでも引き続けると、その引く力は方向を変え上に向かうんですね。

これが「首は後ろの筋を直に、うなじに力を入て」です。

これにより首が上にぐっと伸びて、後頭部と首の境目が開かれます。

これで脳幹が後頭骨による圧迫から解放され、先の先、対の先、後の先など反射神経や動体視力に頼らない、人間本来の感性が使えるようになります。

さらに正中線の直線度、上下のテンションもMAXレベルになっているので、浸透する力、止めれない力もMAXにまで高められます。

この、上に向かう力が「うなじに力を」ということです。

そして上あごを真後ろに引いていくと、下あごは次第に置き去りにされ、普段の噛み合わせよりやや下あごが前に出ることになります。

これが、「少しおとがいを出す心なり」なんですね。


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こういうことを教わりたかったんです

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● こういうことを教わりたかったんです


こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。

さて今回は、中国武術をされているかたの、研勢塾初級第1回目のようすをご紹介します。

こちらのかたは達人の先生によく見られる、個人的実感に基づく“感覚言語”による説明だけでは不十分、と感じていらっしゃったそうです。

それで、そのあたりに期待されて研勢塾を受講してくださったとのこと。

そこでまずは差し出していただいた手のひらに人指し指1本を立て、そこからこちらの姿勢変化で崩す、というのから体験していただくことに。

しかしこちらの運動エネルギーの流れが、どうも体幹の中心にまで届かず技が止まってしまいます。

極めつけは合気上げで、腕立て伏せ状態で押さえていただくと、確かに体重100kg以上あるかたで、僕より30kgほど重いのですが、全く上げられなかったんです。

これはこちらのかたの重さによるのではなく、僕自身過去には90kg、100kgの人を上げていますから、このかたが崩し技の流れを遮断できる、ということなんですね。

相手からの力を地面に流す、ということらしいのですが、非常に興味深い技術を実地で学ばせていただけました。

続いて、普段の立ち方と正中線の出た立ち方とが、いかに違うか?を実際にやって体感していただきました。

ここから、肩甲骨のホームポジション、さらには前からの力に押され強い姿勢、というのを同時に実感していただくため、突きの体勢になっていただきました。

これを、より楽に、より体に負担なく、より押され強く、という観点から修正させていただくと、とても喜んでいただけました。

また、浮き身の体捌き、足運びには大変興味を示されて、かなり詳しく熱心に質問されていたのが印象的でした。

次は、立った状態から最初の1歩目を踏み出すとき、どのようにすれば本当に正しいのか?ということも実際にやって確認していただきました。

これを普段の歩き方に応用する、というのもお伝えして練習していただくと、

「あぁっ!これは本当に楽ですね!」

と驚きつつも喜んでいただけました。

そしてこの歩き方を踏まえて、正中線による急ブレーキ効果を使うと、全く腕力を使わずに、しかも極めて速い突きが出せる、ということもお伝えしました。

練習していただくと、最初は感じがわからず悩まれていましたが、徐々に感覚をつかまれて、

「あっ本当だ!これは全然腕の力を使っていないですね!全く感覚が違います!」

とこれも驚きながらも大変喜んでいただけました。

「いやぁ勉強になりました。こういうことを教わりたかったんです」

ありがとうございます!僕のほうこそ勉強させていただきました!これでまたさらに先に進めます!


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