● 本当に、姿勢が一番大事なんですね
こんにちは。川村義之です。今日もこれから、本当に理に適った体の使い方についてお話ししましょう。
今日ご紹介するのは、大東流合気柔術のかたの研勢塾上級第6回目のようすです。
まずは、基本の立ち方のブラッシュアップからです。
立っての練習に続いて、仰向けで尾骨と胸骨の連動を確認していただきました。
「仰向けだと力が抜きやすいので、連動もよくわかりますね」
ここでつかんだ感覚をもとに、基本の立ち方、特に前半だけでも技になる、ということをさまざまな技で実感していただきました。
手刀で相手を座り込ませる、人指し指1本で相手を座り込ませる、胸ぐらをつかんだ相手を座り込ませる、全て基本の立ち方の前半だけで可能ということですね。
「本当に、姿勢が一番大事なんですね」
次に仰向けで站トウ功になり、尾骨と胸骨の連動で手足を動かす感覚を確かめていただきました。
さらに仰向けで腕を站トウ功から剣の構えにして、尾骨と胸骨の連動で剣を振りかぶる、というのもやっていただきました。
「何なんですかこれは(笑)。勝手に上がりましたね」
次は仰向けで上顎骨と恥骨の操作で尾骨と胸骨を連動させる、という練習です。
そのまま仰向けで站トウ功になり、上顎骨と恥骨の操作だけで手足を動かしていただきました。
また引き続き仰向けで站トウ功から剣の構えになり、上顎骨と恥骨の操作で剣を振りかぶる、というのもできるようになっていただきました。
さらに仰向けのまま上顎骨と恥骨で剣を振りかぶり、胸椎の動きで胸郭を動かして剣を振り下ろす、というのもやっていただき、剣の素振りも根幹は基本の立ち方だとご理解いただきました。
これを活かし、站トウ功で立って腕だけ剣の構えにし、上顎骨と恥骨の操作で剣の素振りをする、という練習もやっていただきました。
この感覚を使い、手刀で相手を崩すときも、腕の力を全く使わないまでになり、そのまま押さえ込みもできるようになっていただけました。
応用として、さまざまなやり方でのパンチの捌き、そしてそれをそのまま押さえ込みに持っていく、というのもできるようになっていただけました。
最後には何と正座の状態で、立った相手に片手を両手で持たれ、そこから浮き上がらせて、そのまま床に叩きつける、というのまでおできになりました。
これは体格差、体重差を再現したもので、元々僕のほうが重いのに、さらに不利な条件で大変な技の冴えを発揮されました。
「基本の立ち方が全て、ということですね。お見事です」
いやいや、それは僕の台詞です!本当にお見事でした。
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